銀歯は、虫歯治療後の詰め物として使用される、もっとも一般的な材料の一つです。
保険診療を受ける方の多くは、銀歯を使用することになりますが、こちらには寿命があります。
また、状態によっては、寿命前でも交換しなければいけません。
今回はこれらの点について解説したいと思います。
●銀歯の寿命はどれくらい?
銀歯の寿命は、3~5年程度と考えられています。
こちらは、口内環境や日常生活への問題がなく使い続けられる年数です。
ただし、上記の寿命を迎えていなかったとしても、以下のような症状が見られる場合は、歯科クリニックで交換すべきだと言えます。
・銀歯に痛みがある
・銀歯の周りにものが詰まりやすい
・歯茎が腫れる
・銀歯と歯の間に隙間がある
・金属アレルギーが出ている(歯茎の腫れ、手足のかゆみなど)
・歯茎が黒い
・銀歯が変色している(錆びている) など
●銀歯はどうして長持ちしないのか?
銀歯はどれだけ長持ちしても、7年程度で問題が生じるようになるケースが多いです。
セラミックのように、10年も20年も使用することはできません。
こちらの理由としては、やはり銀歯が保険診療の素材であることが挙げられます。
保険診療の治療は、あくまでも生活していく上での最低限度を目標としています。
そのため、日常的に食事をするときは問題なかったとしても、劣化が早く、隙間から菌が入り込むことで、虫歯の再発のリスクが高まります。
また、日本では銀歯は珍しくありませんが、日本よりも歯科治療の先進国として知られる北欧では、このような寿命が短く、虫歯リスクも高い銀歯を使うケースはあまり見られません。
●銀歯をセラミックに交換するという選択肢
銀歯が寿命を迎えたタイミングでは、セラミックへの交換も検討すべきです。
セラミックは、二次虫歯を防ぎやすい上に、金属アレルギーを起こす心配がありません。
もちろん、金属の色素沈着による着色もないため、高い審美性を維持することができます。
また、セラミックに交換する際は、歯科クリニックでその旨を伝え、料金や治療計画の説明を受けます。
その後、レントゲン撮影で二次虫歯ができていないかを確認し、セラミックの治療、作製に移ります。
●この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・銀歯を問題なく使用できる寿命は3~5年程度
・銀歯周辺の痛みや腫れ、変色などが出ている場合、寿命前でも交換すべき
・銀歯は生活していく上での最低限度の治療のため、あまり長持ちしない
・寿命を迎えたタイミングでセラミックに交換するのもおすすめ
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!
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