ホワイトニングを受けた直後には、いくつかの日常生活に関する制限が生まれます。
また、施術前には見られなかった症状が出ることもあり、これらの詳細については、前もって把握しておくべきだと言えます。
今回は、具体的にどのような制限や症状があるのかについて解説したいと思います。
●食事に関する制限
ホワイトニングを受けた直後は、食事に関して制限されることがあり、こちらは日常生活を送るにあたって重要なポイントです。
まず、術後24時間は、色の濃い食べ物や飲み物の摂取、色の濃いうがい薬の使用を避けなければいけません。
ホワイトニング直後の歯は、歯を保護するペリクルというタンパク質の保護膜が剥がれていて、外部からの影響を受けやすくなっています。
ここでいう色の濃い食べ物や飲み物とは、主に以下のようなものを指しています。
・コーヒー
・紅茶
・ワイン
・ビーフシチュー
・カレー
・チョコレート
・ブドウ
・キムチ など
また、同様の理由により、以下のような酸性の食品も避けるべきです。
・柑橘類
・炭酸飲料
・酢が入ったもの
・ヨーグルト
・スポーツドリンク
・アルコール類 など
●喫煙に関する制限
ホワイトニングを受けた直後の日常生活における制限としては、喫煙に関する制限も挙げられます。
オフィスホワイトニングの術後24時間以内は、前述の通り非常に歯が着色しやすくなっているため、タバコのヤニで黄色くなってしまう可能性が高く、喫煙を避けなければいけません。
また、ヤニは基本的に水にすぐ溶けるものですが、ペリクル層の内部に入り込んだり、色素が歯の表面に沈着したりしてしまうと、簡単には落ちなくなります。
そのため、ホワイトニングを受けてしばらくの間は、喫煙した後にすぐ口をゆすぎ、ヤニの沈着を軽減させることをおすすめします。
●痛みや違和感
ホワイトニング直後の日常生活では、口内に痛みや違和感が出ることもあります。
痛みに関しては、ホワイトニングで使用する薬剤の濃度が大きく影響しています。
薬剤が歯の神経を刺激し、しみたり痛みを感じたりする原因となるため、あまりにも痛みが強い場合は、濃度が薄い薬剤に変えるしかありません。
当然、薬剤の濃度を薄くするとホワイトニングの効果も薄くなります。
ただし、薬剤の濃度が薄い場合は、濃い濃度の薬剤よりも長い期間ホワイトニングの施術を行うことにより、同じような白さにすることが可能です。
●この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・ホワイトニング直後は色の濃い飲食物やうがい薬を避けるべき
・ホワイトニング直後は酸性の強い飲食物もNG
・オフィスホワイトニングの術後24時間は喫煙を避けなければいけない
・ホワイトニング直後の日常生活で口内の痛み、違和感がある場合は、薬剤の濃度調整が必要
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!
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