ナイトガードは、歯ぎしりで歯に加わる力を分散し、歯が割れるのを防いだり、顎関節のズレを改善したりする効果のある治療です。
ここからは、ナイトガードの仕組みや装着時間、正しいメンテナンスの方法などについて解説しますので、治療に興味がある方はぜひ最後までご覧ください。
●ナイトガードの仕組みは?
ナイトガードは、上下の歯が直接噛み合わないよう、その間に装着する緩衝材のようなものです。
ナイトガードがあることにより、歯ぎしりをしても直接歯に負荷がかからず、歯の摩耗、詰め物の破損などを防止することができるという仕組みです。
また、顎の関節にかかる力も軽くなるため、顎関節症の予防にも効果的です。
さらに、ナイトガードを装着することにより、噛み合わせの位置が通常よりも高くなるため、顎の緊張が解消されるという効果もあります。
●ナイトガードの装着時間は?
ナイトガードは、名前の通り基本的に夜の就寝時にのみ装着します。
こちらは、睡眠時の歯ぎしりや食いしばり、筋の緊張の軽減が主な目的であることが理由です。
日中や長時間の使用はできる限り避け、もし使用したいのであれば、歯科クリニックの医師に相談してください。
また、もし日中に装着するのであれば、そのまま喫煙をするのは控えましょう。
タバコには、ニコチンやタールといった化学物質が含まれていて、こちらがマウスピースを変色させたり、素材に悪影響を及ぼす原因になったりすることがあります。
コーヒーや紅茶、赤ワインといった色が付きやすい飲み物も、装着時は避けるべきです。
●ナイトガードの正しいメンテナンス方法は?
ナイトガードを外した後は、必ず歯ブラシを使って水洗いを行います。
週に1回程度、リテーナー洗浄剤もしくは入れ歯洗浄剤を使用することで、より清潔さを保つことができます。
使用する歯ブラシはなるべく毛先が柔らかめのものを選び、研磨剤入りの歯磨き粉は使わないようにします。
研磨剤を使用すると、ナイトガードに細かいキズがついてしまい、そこから雑菌が入り込み、菌の温床になってしまうことがあります。
また、ナイトガードは熱に弱いため、60°以上の熱湯に浸したり、かけたりしてはいけません。
ちなみに、同様の理由で、夏場の直射日光が当たる場所での保管も避ける必要があります。
●この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・ナイトガードは、緩衝材として装着することにより、上下の歯が直接噛み合わないようになるという仕組み
・ナイトガードは顎関節症の予防、筋の緊張解消にも効果的
・ナイトガードは、基本的に就寝時にのみ装着する
・柔らかめの歯ブラシで丁寧に水洗いするのが、ナイトガードの正しいメンテナンス方法
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!
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