歯磨きの際に使用するアイテムといえば、誰もが歯ブラシをイメージされるかと思います。
また、この他にもサポート的な役割を持つアイテムとして、歯間ブラシやデンタルフロスが挙げられます。
ここからは、歯間ブラシ、デンタルフロスの概要や歯磨きの際に使用するメリットについて解説したいと思います。
●歯間ブラシ、デンタルフロスの概要
歯間ブラシとは、細い針金状の毛先がついた小さな歯ブラシをいいます。
毛先はシリコン製のものもあり、通常の歯ブラシと同じように柄の部分を持って、汚れをかき出すように使用します。
一方、デンタルフロスとは、糸状の清掃道具であり、指に糸を固定して使用するものや、柄がついたタイプがあります。
また、歯間ブラシは主に歯と歯の接触点から歯肉側のある隙間、被せ物の下などの汚れを取るときに使用し、デンタルフロスは歯周ポケットの中などの箇所で使用します。
●歯間ブラシ、デンタルフロスのメリットは?
歯間ブラシやデンタルフロスを使用することで、歯垢の除去率は飛躍的に向上します。
歯ブラシだけの場合、全体の60%前後しか歯垢が取れないのに対し、これらのアイテムも併用すると、除去率は85~95%程度にまで跳ね上がります。
もちろん、歯垢がたくさん除去されることにより、虫歯や歯周病のリスクも軽減されます。
また、歯間ブラシやデンタルフロスを使用することで、歯垢が原因の口臭も防止することが可能です。
●歯間ブラシ、デンタルフロスのデメリットは?
歯間ブラシやデンタルフロスを使用することのデメリットとしては、歯肉に負担をかけてしまうことが挙げられます。
力加減に注意すればそれほど問題ありませんが、勢い良く磨いたり、毛先が硬い針金、ナイロン製の歯間ブラシを使用したりする場合、歯肉を傷つけ、出血することも考えられるため、注意しなければいけません。
また、もう1つのデメリットは、単純に購入費用がかかることです。
歯ブラシの場合、1本を1ヶ月程度は使用できるため、単純計算で年に12回分しか購入費用がかかりません。
一方、歯間ブラシやデンタルフロスは基本的に使い捨てであり、何度か使用できるワイヤータイプの歯間ブラシであっても、1週間に1度は購入・交換する必要があります。
●この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・歯間ブラシは、細い針金状の毛先がついた小さな歯ブラシ
・デンタルフロスは、指に糸を固定したり、柄を持ったりして使用する糸状の清掃器具
・歯間ブラシ、デンタルフロス最大のメリットは歯垢の除去率が上がること
・歯肉への負担が増加したり、購入費用がかかったりする点には注意が必要
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!
新潟市西区周辺やJR越後線「寺尾駅」付近で歯科クリニック(歯医者さん)をお探しの方は、是非、ひらの歯科医院へお問い合わせ下さい!
万全の感染予防対策でお待ちしております。