大人になれば、寝ている間に歯ぎしりをしていることは珍しくありません。
しかし、まだ歯が数本しか生えていないような赤ちゃんが歯ぎしりをしていると、不安になる人もいるでしょう。
その場合、歯科医院で診てもらうべきなのでしょうか?
歯ぎしりの原因や、その影響について解説します。
●なぜ、赤ちゃんが歯ぎしりをするのか
大人が歯ぎしりをしている場合、不安やストレスが原因と思われることがよくあります。
しかし、赤ちゃんの多くはそれほどストレスを感じることはないでしょう。
それなのに、赤ちゃんや幼児の中で歯ぎしりをするのは、1~2割ほどいると言われているのです。
実は赤ちゃんの場合、歯ぎしりも成長の一環なのです。
生後6カ月ほど、乳歯が生え始めた頃から始まることが多いのですが、これは寝ている時に限らず起きている時でも起こるものです。
大人とは違い、生えてきた歯を確かめるため、あるいは興味を示して無意識のうちに行っているだけです。
指しゃぶりと同様に、いつか自然と治るものです。
無理にやめさせようとすると、かえってストレスになることもあるので注意しましょう。
●歯ぎしりにどんな影響がある?
赤ちゃんが歯ぎしりをしていても、基本的には放置しておいた方がいいのですが、あまりにひどい場合は気にしなくてはいけないこともあります。
余り歯ぎしりがひどいと、成長する上で影響が出ることもあるのです。
例えば、歯並びを整えるために行っている歯ぎしりもあまりひどいと、かえって歯列が乱れてしまうことがあります。
歯並びに乱れが見え始めたら、歯科医院を受診した方がいいでしょう。
乳歯が生えそろってからも歯ぎしりをしていると、乳歯がすり減って歯の神経が炎症を起こす可能性もあります。
また、歯ぎしりをし過ぎて顎や歯に痛みが生じることもあるので注意してください。
あまり強く歯ぎしりをしていると、歯ぐきから出血してしまうケースもあります。
歯ぐきからの出血は、歯槽膿漏に限らず起こり得るものです。
もし、出血している様子を見つけた時は、ガーゼで拭き取って口腔内を清潔にしておきましょう。
●まとめ
まだ歯もまばらな赤ちゃんが歯ぎしりをしていたら、驚く人は多いでしょう。
しかし、これはよく起こることであり、それほど心配する必要はないのです。
ただし、何事も度を越してしまうと悪影響があるものです。
歯ぎしりも、あまりに強いようだと心配になるため、一度歯科医院を受診してみてもらってください。
今は問題無くても、将来の歯列などに問題が出ることもあるのです。
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