口ゴボとは、口元が前に突き出して見える状態のことをいいます。
こちらは主に歯並びの悪化などで引き起こされますが、中には歯並びが良いにもかかわらず、口元が突き出してしまっている方もいます。
今回は、歯並びが良くても口ゴボになってしまう主な理由について解説します。
●骨格的な問題
歯並びが良かったとしても、骨格的な問題がある方は口ゴボに見えることがあります。
例えば上顎が過度に成長していると、上顎が前に突き出てしまいますし(上顎前突)、逆に下顎が十分に成長していないと、相対的に上顎が突き出た印象を与えてしまいます。
また上下両方の顎が突き出しているケースもあり(上下顎前突)、このような方は出っ歯にもなりやすくなります。
出っ歯は上の前歯が前向きに倒れている状態であり、正面から見たときには歯並びが良いものの、口ゴボを招く大きな要因となります。
●口呼吸をしている
日頃口呼吸する機会が多いという方も、徐々に口ゴボになってしまうことがあります。
特に睡眠中などに無意識のうちに口呼吸をしている方は、口が開いた状態に慣れてしまい、結果として口ゴボに見えやすくなる可能性が高いです。
また口呼吸が続くと、口周辺の筋肉の使い方も変化し、口を閉じる力が弱まります。
ちなみに口呼吸が口ゴボの原因になる場合、耳鼻咽喉科を受診しなければいけないことがあります。
なぜなら、鼻の通りが悪い、アレルギー性鼻炎などの問題が口呼吸を引き起こしている可能性があるからです。
●唇に問題がある
歯並びに問題がなくても、唇に問題があれば口ゴボに見えてしまうことがあります。
例えば唇が人より分厚い方は、口が前に突き出た印象を与えてしまいます。
逆に、顎の軟組織が薄い場合も、上唇が前方に突出しているイメージを与えかねません。
このような唇の問題は、トレーニングなどである程度改善できることもありますが、親からの遺伝による唇の厚みなどは改善が難しいです。
どうしても改善したい場合は、歯科クリニックで矯正治療を受けるだけでなく、美容整形治療なども受けなければいけない可能性があります。
●この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・口ゴボは、歯並びの悪化などにより口元が前に突き出して見える状態
・歯並びが良くても、骨格的な問題があると口ゴボに見える可能性がある
・口呼吸が多い方は基本的に口が開いているため、口元が突き出てしまいやすい
・唇が分厚かったり、顎の軟組織が薄かったりする方も、口ゴボになりやすい
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!
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