顎関節症は誰しもが発症するリスクを抱える病気です。
一度発症すると思うように食事が摂れなかったり、会話がしにくくなったりします。
また、こちらの症状は想定外の習慣によって引き起こされることもあります。
ここからは、顎関節症につながりやすい意外な習慣について解説したいと思います。
●弦楽器の演奏
弦楽器の演奏は顎関節症のリスクを高めたり、悪化させたりするおそれがあります。
バイオリンなどの顎で支える楽器は顎が痛くなりやすく、顎関節症との相性が悪いです。
また直接顎で支える楽器でなくても、顎関節症のリスクはあります。
例えばギターやベースなどの弦楽器を練習するときを想像してみてください。
まだ初心者の方は、ほとんどが左の手元を見て弦の場所を確認してコードを押さえます。
このときは顎を手前に引くため負担がかかり、歯を食いしばっていることも多いです。
●スキューバダイビング
スキューバダイビングを趣味で行っているという方も少なくないかと思います。
こちらも顎関節症のリスクを高める習慣の一つです。
スキューバダイビングは海に潜り、海洋生物や美しい地形を観察できるのが魅力です。
全国のマリンスポットでは、初心者から参加できるツアーも多く開催されています。
しかし、スキューバダイビングは比較的長時間マウスピースを噛みしめます。
このような行動は、顎関節症への負担を大きくする原因になります。
またスキューバダイビングは長時間潜るため、関節や筋を冷やす可能性があります。
こちらは顎関節も例外ではなく、症状が出ている場合は悪化することが考えられます。
●電話を肩と顎の間に挟む
長電話をするとき、受話器やスマートフォンを肩と顎の間に挟む方もいるかと思います。
こちらも顎関節症を悪化させる可能性のある行動です。
首が左右いずれかに傾いた場合でも、身体は目線を水平に保とうとします。
このことから身体のバランスが悪くなり、常に首や肩が緊張しがちになります。
また肩と顎の間に電話を挟むと、片方の顎にだけ負荷がかかり続けます。
左右を変えればある程度力は分散されますが、長電話の場合はそこまで気が回りません。
●この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・バイオリンなどの顎で支える楽器は顎が痛くなりやすく、顎関節症との相性が悪い
・ギターやベースを弾くときも顎を手前に引くため負荷がかかりやすい
・スキューバダイビングは噛み締め、関節や筋の冷えを生じやすい
・受話器やスマホを肩と顎の間に挟むと片方の顎にだけ負荷がかかる
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!
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