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【新潟の歯医者】質の悪い睡眠が歯周病につながる理由

睡眠の質が悪くなると、高血圧症や糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病や、各種がんにかかりやすくなる上に、記憶力や判断力、集中力なども低下します。

また、質の悪い睡眠は、歯周病の発症につながるリスクも高めます。

ここからは、こちらの主な理由について解説したいと思います。

●免疫機能の低下

人は本来、睡眠を取っている間に身体を回復させます。

具体的には、それまでにダメージを受けた細胞を修復し、免疫機能を強化させるのが、睡眠の持つ重要な役割の一つです。

しかし、睡眠不足であったり、眠りが浅かったりする状態が続くと、身体の免疫機能が低下します。

また、免疫機能が下がると、口内の細菌が増殖しやすくなり、こちらには当然歯周病菌も含まれています。

このことから、睡眠不足は歯周病のリスクを高めるとされています。

●歯ぎしり、食いしばり

睡眠の質が悪い方は、毎日きちんと寝ているにもかかわらず、ずっと眠かったり、疲れが取れていなかったりするケースが多いです。

中でも、朝起きたとき、顎の痛みや違和感がある方は、就寝中に歯ぎしりや食いしばりを行っていることで、睡眠の質を低下させている可能性があります。

このような睡眠中の歯ぎしりや食いしばりは、睡眠時ブラキシズムと呼ばれるもので、自覚がないまま行っていることも珍しくありません。

また、睡眠時ブラキシズムは、歯や顎だけでなく、歯茎にも強い負荷がかかるため、こちらが歯と歯茎の間の隙間を生み出し、プラークが溜まりやすくなったり、歯周病や虫歯の誘発や悪化につながったりすることもあります。

●睡眠時無呼吸症候群

睡眠の質が悪い方の中には、睡眠時無呼吸症候群にかかっている方もいます。

こちらは、寝ている間に何度も呼吸が止まったり、浅くなったりする症状であり、肥満体形の方によく見られます。

具体的には、10秒以上呼吸が止まるケースが、1時間につき5回以上発生する場合、睡眠時無呼吸症候群と診断されます。

また、こちらを発症している方は、脳卒中や心筋梗塞などのリスクを高めるだけでなく、口内の唾液量が減少するため、乾燥や歯周病のリスク増大にもつながります。

●この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・睡眠の質が下がると免疫機能が低下し、歯周病を発症するリスクが高まる

・睡眠中に行われる歯ぎしりや食いしばりは、歯茎に負荷を与え、間接的に歯周病のリスクを高める

・歯ぎしりや食いしばりは、虫歯の誘発や悪化にもつながる

・睡眠時無呼吸症候群の方は、口内が乾燥しやすく、歯周病の発症や悪化につながりやすい

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

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