歯周病予防は、年齢や性別に関係なく、誰もがやっておくべきデンタルケアの一つだと言えます。
こちらは、主に口内のプラークを徹底的に除去することで予防できますが、食品が持つ効果によっても、ある程度予防が可能です。
今回は、コーヒーが持つ歯周病予防効果について解説したいと思います。
●糖尿病の予防効果
歯周病と関係の深い病気の一つに、糖尿病が挙げられます。
糖尿病にかかり、高血糖になってしまうと、糖を体内から追い出そうとして、排尿量が増えます。
また、これによって白血球の機能が低下すると、歯周病菌への抵抗力も少なくなるため、歯周病にかかりやすくなります。
一方、コーヒーを摂取することにより、ポリフェノールの一種であるクロロゲン酸がすい臓の働きを高め、血糖をコントロールしやすくなり、糖尿病予防ひいては歯周病予防にもつながります。
●活性酸素の抑制効果
活性酸素とは、呼吸によって体内に取り込まれた酸素の一部が、通常よりも活性化された状態になることをいいます。
こちらは、微量であれば免疫機能などにおいて重要な役割を果たしますが、増えすぎると細胞を酸化させ、老化や動脈硬化を引き起こし、免疫力低下やがんの原因にもなります。
また、活性酸素の増加は、歯周組織を破壊し、歯周病が発症する原因にもなりますが、コーヒーに含まれるクロロゲン酸には、強い抗酸化作用があります。
そのため、適度に摂取することにより、歯周病のリスクを高める活性酸素を抑えることにつながります。
●コーヒーを摂取する際の注意点
コーヒーにはいくつかの歯周病予防効果がありますが、摂取の仕方を間違えると、歯周病以外の口内トラブルにつながるおそれがあるため、注意してください。
砂糖が含まれているものは、虫歯のリスクを高めますし、直接歯に触れるように飲むことは歯の着色につながります。
そのため、飲むときはブラックを選択し、アイスコーヒーに関してはストローで飲むことをおすすめします。
また、コーヒーに含まれるカフェインの利尿作用で口内が乾燥し、口臭が出ることも考えられるため、水と一緒に飲んだり、飲んだ後にすぐにうがいをしたりすることが大切です。
●この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・コーヒーには糖尿病を予防し、歯周病につながりにくくする効果がある
・コーヒーに含まれるクロロゲン酸には抗酸化作用があり、歯周病のリスクを高める活性酸素を抑える
・コーヒーの種類や飲み方によっては、虫歯や歯の着色、口臭のリスクが高まるので注意
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!
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