朝起きたときや食後、仕事の休憩中など、さまざまなシーンでコーヒーを飲むという方は多いです。
しかし、コーヒーの摂取は口臭につながる可能性があり、こちらを気にしているという方もいるでしょう。
ここからは、コーヒーが原因で発生する口臭とその対策について解説します。
●コーヒーが原因で口臭が発生する仕組み
コーヒーが口臭の原因となることには、唾液の分泌が関係しています。
コーヒーに含まれるカフェインには利尿作用があり、摂取することで体内の水分が減少します。
その結果、口内が乾きやすくなり、口臭の悪化につながります。
また、コーヒーにはポリフェノールの一種であるクロロゲン酸が含まれていますが、こちらも口臭を引き起こす原因の1つです。
クロロゲン酸は、空腹時に摂取すると胃酸の分泌を促進させ、口臭の発生を誘発します。
●タバコや砂糖、ミルクと合わせるとさらに口臭リスクが上昇
コーヒーを飲む方の中には、タバコを吸う方もいるかと思いますが、コーヒーとタバコの組み合わせは、より口臭を強くしてしまうおそれがあります。
タバコにはニコチンやタールなどが含まれていて、こちらも唾液の分泌量を減らす作用があります。
また、唾液が少ないと、歯や舌の表面についた汚れ、タールが残りやすくなるため、さらに口臭が悪化してしまいます。
その他、ミルクや砂糖を入れることでも、さらに口臭リスクは高くなります。
ミルクや砂糖は、コーヒー豆と同様に、舌の表面に粒子が残る傾向にあります。
特にミルクには、含流アミノ酸が含まれていて、こちらは口内で分解、腐敗することにより、口臭の原因である揮発性硫黄化合物を産生します。
●コーヒーによる口臭の対策
コーヒーによる口臭を予防するには、きちんとブラッシングや舌磨きを行い、先ほども触れたように、タバコを吸わずに飲んだり、ミルクや砂糖を入れずに飲んだりすることをおすすめします。
また、コーヒーを飲んだ後に水を飲んだり、ミント系のガムを噛んだりすることで、唾液の分泌をある程度促すことができ、口臭は軽減されます。
ちなみに、これらのケアを行っていても、飲みすぎは口臭の発生を助長するため、1日の摂取量は2~3杯に抑えておきましょう。
●この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・コーヒーに含まれるカフェインには利尿作用があり、口内の乾燥や口臭を引き起こす
・コーヒーに含まれるクロロゲン酸も、口臭を引き起こす原因の1つ
・タバコやミルク、砂糖とコーヒーを合わせると、より口臭のリスクが高くなる
・コーヒーを飲んだ後は水やミント系のガムなどで口臭ケアをすべき
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!
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