大人と同じく、赤ちゃんも起床時や就寝時、歯ぎしりをすることがあります。
こちらにはいくつかの理由があり、歯ぎしりを行う時期についても、ある程度決まっています。
ここからは、どうして赤ちゃんが歯ぎしりをするのか、いつからいつまで行うのが一般的なのかを中心に解説したいと思います。
●赤ちゃんが歯ぎしりをするのはなぜ?
赤ちゃんの歯ぎしりには、さまざまな理由があります。
まず1つ目の理由としては、顎の筋肉を鍛えるために必要であることが挙げられます。
赤ちゃんはまだ顎の筋肉が弱いため、歯ぎしりによって顎を成長させていることが考えられます。
また、2つ目の理由としては、歯の位置を確認していることが挙げられます。
きちんと食べ物を咀嚼するためには、正しく上下の顎を動かさなければいけませんが、赤ちゃんは大人に比べて下顎が不安定なことから、こちらの作業が簡単ではありません。
そのため、歯ぎしりで新しく生えてきた歯、顎の位置などを確認し、無駄なく咀嚼する必要があります。
その他、口内に違和感を覚えていることも、赤ちゃんが歯ぎしりを行う理由の1つです。
こちらはシンプルに、新しく生えてきた歯に対して違和感を覚え、歯ぎしりをしてしまうという動きを指しています。
●赤ちゃんの歯ぎしりはいつからいつまで?
赤ちゃんの歯ぎしりは、基本的には乳歯が生え始める頃から、乳歯が生え揃う時期まで継続します。
具体的には、前述の通り新しい歯の違和感を覚えてから歯ぎしりが始まり、すべての乳歯が生え揃う6歳くらいまでは、起床時も就寝時も歯ぎしりが見られる可能性があります。
また、すべての乳歯が生え揃うと、一度歯ぎしりは落ち着きますが、その後永久歯に生え変わる時期に再開することも考えられます。
こちらは、永久歯の生える位置を調整することが理由です。
●赤ちゃんの歯ぎしりが止まらない場合は?
すべての乳歯が生え揃っているにもかかわらず、赤ちゃんの歯ぎしりが止まらないという場合には、一度歯科クリニックに相談してください。
乳歯は永久歯に比べて柔らかいため、あまりに歯ぎしりの期間が長いと、擦り減って噛み合わせに影響が出たり、虫歯になりやすくなったりするおそれがあります。
また、生活リズムや環境が急激に変化すると、赤ちゃんがストレスを感じ、再び歯ぎしりを始めてしまうことも考えられます。
●この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・赤ちゃんは顎の筋肉を鍛えるために歯ぎしりをする
・きちんと咀嚼するため、歯の位置を確認するためにも歯ぎしりが必要
・赤ちゃんの歯ぎしりは、一般的に乳歯の生え始める時期から生え揃う時期まで続く
・すべての乳歯が生え揃っても歯ぎしりが止まらない場合は歯科クリニック相談を
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!
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