親知らずは、歯の一番奥に生える永久歯であり、第三大臼歯や智歯とも呼ばれています。
また、こちらには他の歯とは違い、急に痛み出したり、周辺の歯茎が腫れたりするという特徴があります。
では、親知らずの痛みが発生する主な原因には、一体どのようなことが挙げられるのでしょうか?
●炎症を起こしている
親知らずの痛みが発生する主な原因としては、まず炎症を起こしていることが挙げられます。
親知らずは、他の歯と比べて、少し入り組んだ形状で生えてくることが多いです。
そのため、ブラッシングをしてもケアしづらい箇所に細菌が溜まりやすく、こちらが炎症を引き起こし、痛みや腫れなどにつながることがあります。
こちらは智歯周囲炎と呼ばれるものであり、歯が痛むというより、顎全体が痛むという特徴があります。
また、智歯周囲炎が周囲の組織にまで侵入すると、顎骨骨膜炎や化膿性リンパ節炎といった歯性感染症を引き起こすことも考えられます。
●生え方や噛み合わせが悪い
親知らずの痛みが発生する主な原因には、歯の生え方や噛み合わせが悪いことも挙げられます。
親知らずが横向きまたは斜めに生えてくると、その隣にある歯を圧迫してしまい、痛みにつながることがあります。
また、こちらが噛み合わせの悪化につながるおそれもあり、そうなるとまた別の不具合が生じます。
上下のいずれか一方に親知らずが生えている場合、噛み合わせが悪いと親知らずが歯茎に当たり、痛みにつながる場合があります。
日常生活や食事に大きな支障が出るほど、痛みが強い場合には、歯科クリニックで抜歯するのが一般的です。
●その他の原因について
親知らずの痛みが発生する原因には、上記の他にも以下のことが挙げられます。
・虫歯を発症している
・顎関節症を発症している
・歯茎を突き破る
・口内炎ができている など
親知らず付近は歯垢が溜まりやすく、こちらが虫歯や歯周病などの症状につながり、痛みを引き起こすことがあります。
また、親知らずの萌出時には、歯茎や横の歯を押したり、歯茎を突き破ったりするため、こちらが痛みにつながることも考えられます。
その他、親知らずが原因で発症した顎関節症、口内炎が痛みの原因となるケースもあります。
●この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・親知らずの痛みが発生する主な原因は、智歯周囲炎を発症していること
・親知らずの生え方や噛み合わせが悪いことも、痛みにつながる原因
・親知らず付近は歯垢が溜まりやすく、虫歯や歯周病を発症しやすい
・親知らずの萌出時には、歯茎や横の歯を押したり、歯茎を突き破ったりする
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!
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