虫歯を発症している場合、患者さんはすぐにでも歯科クリニックで虫歯治療を受けることが望ましいです。
しかし、そのタイミングで口内炎ができている場合、治療には痛みを伴う可能性があります。
今回は、口内炎がある状態での虫歯治療における、主な注意点について解説します。
治療前に口内炎があることを伝える
虫歯治療を始める前に、口内炎ができている場所や痛みの程度を歯科医師に自己申告することがもっとも重要です。
口内炎は目立たない場所にできることも多く、医師が気づかないまま治療を始めてしまうと、器具が当たって激痛が走る危険があります。
事前に伝えておくことで、医師は口内炎の周辺を避けて器具を操作したり、患部を保護する処置を講じたりと、痛みに配慮した治療計画を立ててくれます。
また口内炎の症状によっては、虫歯よりも先に口内炎の消炎処置を優先してくれる場合もあります。
我慢できる程度の軽微な痛みであっても、治療中の予期せぬトラブルを防ぐために、着席して最初の段階で必ず「口内にできものがある」と伝えるようにしてください。
口内炎が治るまで虫歯治療の延期も検討する
急激な激痛を伴う重度の虫歯や、神経に達するような緊急性の高い治療でない限り、口内炎が完全に治癒するまで虫歯治療を1〜2週間ほど延期してもらうのも賢明な判断です。
口内炎がある状態での治療は、口を大きく開け続けるだけでも患部が引っ張られて強い痛みを伴います。
また痛みをかばおうとして体が不自然に動くと、治療器具で口の中を傷つけるリスクも高まります。
多くの歯科クリニックでは、口内炎を理由とした予約の変更や延期に快く応じてくれます。
「治療中に痛むのが不安」「ストレスで口内炎が悪化しそう」と感じる場合は、無理をせず事前に電話で相談し、口内の環境が整ってから万全の状態で虫歯治療に臨みましょう。
口内炎の専用レーザー治療を併用する
多くの歯科クリニックでは、虫歯治療のついでに口内炎のレーザー治療を同時に受けることが可能です。
炭酸ガスレーザーなどの特殊な光を口内炎の患部に照射することで、潰瘍の表面を瞬間的に凝固・殺菌し、神経を麻痺させて痛みを一瞬で大幅に軽減できます。
レーザー治療は即効性が非常に高く、照射した直後から食事が楽になるほどの効果を実感できるのが特徴です。
また組織の再生を促す効果もあるため、通常なら治るのに1〜2週間かかる口内炎が、数日で治癒に向かいます。
虫歯の治療中に器具が当たるリスクを減らすためにも、治療の前に「口内炎のレーザー治療も一緒に受けられますか?」と医師に相談してみることを強くおすすめします。
この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・虫歯治療を始める前に、口内炎があることを歯科医師に必ず伝えるべき
・重度の虫歯でない限り、口内炎がある場合は虫歯治療を1~2週間ほど延期してもらうのが賢明
・可能であれば、虫歯治療と口内炎専用のレーザー治療を併用することが望ましい
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!
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