虫歯治療を受ける際には歯科クリニックに通いますが、取り扱う治療の内容などについては、各院によって異なります。
このとき、患者さんによっては同時に2つの歯科クリニックに通い、それぞれのメリットを享受したいと考えることもあるかもしれません。
では、このような通院方法は実現できるのでしょうか?
保険制度と費用のルール
健康保険制度では、原則として同じ病気に対して複数の医療機関を同時に受診することを認めていません。
例えば、虫歯Aの根管治療をAクリニックで受けながら、同じ週にBクリニックでも虫歯Aの診察を受けるといったケースです。
これが重複診療とみなされると、後から受診した歯科クリニックの診療費が全額自己負担になる可能性があります。
ただし異なる部位や異なる症状(例:Aクリニックで虫歯治療、Bクリニックで矯正治療)であれば、それぞれで保険を適用することが可能です。
しかし初診料はそれぞれの医院で発生するため、窓口で支払う合計金額は1軒に通うよりも割高になる点に注意が必要です。
治療の安全性と責任の所在
虫歯治療は、一口腔単位でのトータルケアが基本です。
2軒の歯科クリニックで別々の処置を受ける場合、最大のリスクは治療の整合性が取れなくなることです。
例えばAクリニックで処方された抗生剤や痛み止めをBクリニックが把握していないと、薬の飲み合わせや過剰摂取の問題が生じます。
また抜歯などの外科処置を伴う場合、他院での進行状況が分からないとトラブル時の責任の所在が曖昧になります。
レントゲン写真も、短期間に複数の歯科クリニックで撮影すると被曝量が増えるだけでなく、費用もその都度かかります。
安全でスムーズな治療を継続するためには、患者さん自身がそれぞれの歯科医師に対し別の歯科クリニックにも通っていることを伝え、情報を共有する努力が不可欠です。
推奨される使い分けのパターン
2軒同時に通うことが、メリットになるケースもあります。
代表的なのは一般歯科と専門外来の使い分けです。
例えば虫歯や歯周病の基本治療は近所のAクリニックで行い、専門的な知識が必要な矯正治療やインプラント治療はBクリニックへ通うという形です。
このように役割が明確に分かれている場合、歯科医師同士が連携しやすくなります。
この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・健康保険制度のルールでは、原則同じ病気に対して複数の医療機関を同時に受診することが許可されていない
・虫歯治療と矯正治療など、異なる部位や症状であれば、それぞれの歯科クリニックで保険を適用できる
・虫歯治療を複数の歯科クリニックで受けてしまうと、治療の整合性が取れなくなる可能性がある
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!
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