歯周病を発症すると、歯茎が炎症を起こしたり、ブラッシングや食事のときに出血が目立ったりします。
また重度の歯周病の場合、ひどい口臭が出て周囲の方に迷惑をかけるおそれもあります。
では、歯周病は患者さん自身が自宅で治療することはできるのでしょか?
今回はさまざまな治療法や改善法の効果について解説します。
●薬用歯磨き粉で歯周病は治る?
ドラッグストアなどを訪れると、“歯周病に効く”などと記載された薬用歯磨き粉が販売されているケースもあります。
しかし結論からいうと、薬用歯磨き粉で歯周病を治すことはできません。
なぜなら、歯周病の原因は口内のプラークや歯石だからです。
薬用歯磨き粉は、確かに歯周病に効く成分が含まれていますが、口内からプラークや歯石を取り除かなければ歯周病は治りません。
またプラークはある程度除去できますが、歯石は自宅でのブラッシングで除去するのが難しいです。
●塗り薬や軟膏で歯周病は治る?
市販されている塗り薬や軟膏の中にも、“歯周病を治せる”という触れ込みのものは多数あります。
しかし塗り薬や軟膏でも、歯周病を根本から治すことはできません。
前述の通り、歯周病はプラークや歯石が残存している限り、完治させるのは難しいです。
とはいえ、塗り薬や軟膏については、歯磨き粉よりは多少薬としての効果が高いです。
特に歯茎の炎症反応を抑える消炎作用については、ある程度の効果が期待できます。
ただし、歯周病による炎症が軽減される効果はあくまで一時的なものであり、重度にまで進行した歯周病にはほとんど意味がないと言えます。
●歯周病菌はアルコールで除菌できる?
歯周病は歯周病菌への感染が原因であるため、「アルコール消毒によって改善するのでは?」と考える方もいるかもしれません。
確かに、高濃度のアルコールを使用すれば、歯周病菌を殺菌することが可能です。
しかし歯周病菌を殺すには、最低でも70%以上の高濃度のアルコールを一定時間作用させなければいけません。
また口内にそれだけ高濃度のアルコールを滞在させると、歯周病菌が殺菌されるよりも先に歯茎が痛んでしまう可能性が高いです。
●この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・歯周病の原因は口内のプラークや歯石であるため、薬用歯磨き粉で治すことはできない
・塗り薬や軟膏でも、歯周病を根本から治すことは難しい
・塗り薬や軟膏による歯茎の消炎作用はあくまでも一時的なもの
・歯周病菌をアルコールで殺菌しようとすると、先に歯茎が痛んでしまう
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!
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