虫歯予防は、ブラッシングや歯科クリニックでのメンテナンスだけでなく、食生活を改善することでも行えます。
また大豆やヨーグルトなど、普段食べる機会が多いものにも虫歯予防効果がありますが、今回注目したいのは根菜です。
今回は、根菜が持つ虫歯予防効果を中心に解説します。
●根菜の虫歯予防効果
根菜は、土に埋まっている食用野菜です。
具体的にはニンジンやゴボウ、レンコンやサツマイモ、大根などを指しています。
根菜は食物繊維を多く含んでいて、こちらは咀嚼する際に歯の表面をキレイにしてくれる働きがあります。
つまり、食べるだけである程度口内を清掃し、虫歯を予防する効果が得られるということです。
もちろん、歯の隙間などに詰まった汚れやプラークまでは除去できませんが、予防歯科をサポートする食品としては十分優秀だと言えます。
●根菜類におけるその他のメリット
根菜類は虫歯予防効果を持つだけでなく、身体を冷やしにくい効果もあります。
こちらは、水分量が少ない野菜が多いことが理由です。
そのため、寒さが厳しくなる冬に食べるのに向いています。
また根菜に多く含まれるビタミンEには、毛細血管を拡張させて血行を促進する効果もあります。
このことから、冷え性や肩こりの緩和も期待できます。
さらに多くの根菜に含まれている亜鉛には、血液や筋肉をつくるタンパク質の合成を助けてくれる働きもあります。
●根菜の効果的な摂取方法
根菜は虫歯予防に効果的ですが、歯ごたえが良いものが多いため、葉物野菜と違ってサラダなどで大量に摂取するのが難しいです。
そのため、効率的に摂取したいのであれば、スープにして食べるのがおすすめです。
特に味噌汁や豚汁などは、大根やニンジン、ゴボウやサツマイモなど、いずれの根菜を入れても相性は抜群です。
ただし、ある程度は食感を残した方が根菜の清掃性は発揮されやすくなります。
このことから、味噌汁などのスープ類に入れる場合は、サイズを大きくするなどの工夫をしましょう。
もちろんきんぴらや煮物など、しっかり食感を感じられるレシピも試すことで、より虫歯予防効果はアップします。
●この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・根菜は食物繊維を多く含んでいて、こちらは咀嚼する際に歯の表面をキレイにしてくれる働きがある
・根菜類には体を冷やしにくくする効果や血行促進、タンパク質合成を助ける効果などもある
・効率的に根菜を摂取したい場合、味噌汁や豚汁などの根菜類がおすすめ
・ある程度食感を残した煮物やきんぴらも摂取すべき
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!
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