エラは左右の頬から顎にかけての膨らみの部分で、この部分が張って目立つことをエラ張といいます。
エラはちょうどフェイスラインに位置するため、顔が大きく見えたり角張って見えたりと、コンプレックスに感じる方も多いです。
今回は、顔のエラが張る主な原因と、治療できるケースについて解説します。
●咬筋の発達によってエラが張ることがある
エラが張る原因の一つに、咬筋の発達が挙げられます。
咬筋は頬骨やエラの周辺にある筋肉で、会話をするときや食事をするときなど、日常生活でよく使用されているものです。
咬筋が発達するとエラが張ってきますが、日常の動作の中で発達しすぎることはありません。
発達の原因は、歯ぎしりや食いしばりです。
緊張しているときやイライラしているとき、集中しすぎているときに、人は歯ぎしりや食いしばりを行います。
また就寝中、無意識のうちに行ってしまっていることもあります。
●骨格的な問題も原因の一つ
エラが張ってしまう原因としては、骨格性の問題も挙げられます。
具体的には、下顎角と呼ばれる下顎の後縁部分が小さかったり、外側に広がったりしている状態です。
下顎角は男性の場合で30度程度、女性の場合で35度程度あれば、卵型のフェイスラインになります。
一方、エラが張っている場合は下顎角が狭くなっているケースが多く、20度程度と急角度になっていることもあります。
つまり下顎角が大きくなるほどフェイスラインはなだらかになり、小さくなるほど顔が角張ってエラ張りが目立つということです。
●エラ張りは歯科クリニックで治療できるのか?
噛み合わせが深い過蓋咬合の場合や、噛み合わせが悪い場合などは、歯科クリニックで矯正治療を受けることにより、エラ張りが解消することもあります。
その他、歯ぎしりや食いしばりの癖についても、歯科クリニックのトレーニングで改善させられます。
一方、もともと骨格が張っている場合、歯科クリニックでの治療は基本的に難しいです。
例えばベース型や四角形型のような、骨格が原因のエラ張りは、歯並びや噛み合わせを変えても外見が変わらないケースが多いです。
矯正治療だけでは改善が期待できないため、美容外科の利用を検討する必要があります。
●この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・エラは左右の頬から顎にかけての膨らみの部分
・歯ぎしりや食いしばりなどによって咬筋が発達すると、エラが張ってくることがある
・下顎角と呼ばれる下顎の後縁部分が小さかったり、外側に広がったりこともエラ張りの原因
・骨格が原因でエラが張っている場合、歯科クリニックでの治療は難しい
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!
新潟市西区周辺やJR越後線「寺尾駅」付近で歯科クリニック(歯医者さん)をお探しの方は、是非、ひらの歯科医院へお問い合わせ下さい!
万全の感染予防対策でお待ちしております。