スマートフォンは私たちの生活に欠かせないアイテムの1つであり、連絡手段としてだけでなく、動画視聴やゲームなどさまざまな用途に使用されます。
また、起きている間は常にスマホを使用しているという方もいますが、スマホを使いすぎると、口臭につながると言われています。
今回はこちらの仕組みについて解説します。
●姿勢の悪さが口臭につながる
スマホを使用する際は、胸の前あたりで持ち、顎を少し引いてうつむいた姿勢になりやすいです。
このような姿勢になると、耳の下やそこから顎の骨の輪郭に沿った部分、顎の下にある唾液腺が圧迫され、通常の姿勢のときと比べて唾液の分泌量が減少します。
唾液には口内を潤してくれる作用や、自らキレイにする自浄作用があるため、こちらが減少することにより、必然的に口臭は発生しやすくなります。
●交感神経が優位になることも口臭の原因
冒頭で触れたように、スマホを操作するのは、メールやメッセージアプリを使用するときだけではありません。
SNSや動画視聴、ゲームなど、さまざまな用途で使われます。
また、スマホでゲームなどをしているときは、集中して画面を見つめているため、心身が緊張し、交感神経が優位になります。
唾液には、ネバネバした粘着性のものと、サラサラした漿液性のものがありますが、交感神経が優位なときは、粘着性のある唾液が分泌されます。
このような唾液は、口内での自浄作用を発揮しにくく、口臭を発生させやすくなってしまいます。
●会話の減少が口臭につながることも
スマホを使っているときは、基本的に周りの人と話をしません。
そのため、スマホを使えば使うほど、口の周りの筋肉や舌は、長時間動かないことになります。
また、口周りが動いていない間は、唾液の分泌量が減少するため、こちらも口臭につながりやすくなります。
特に、ある程度年齢を重ねている方は、唇の周りにある口輪筋や、耳の横あたりから顎まで広がる咬筋などの筋肉が衰えていて、ただでさえ唾液の分泌量が減っているため、スマホの使いすぎでしゃべる機会が減少すると、より口臭を発しやすくなります。
●この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・スマホをうつむいた姿勢で長時間使用すると、唾液腺が圧迫され、唾液の分泌量が減少し、口臭を発生させる
・スマホゲームやSNSなどで交感神経が優位になり、粘着性の唾液が出ることも、口臭につながる原因
・スマホを使用している際は口周りの筋肉を動かさないため、唾液の減少、口臭につながりやすい
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!
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