お菓子や嗜好品として、日常的にガムを噛むという方は少なくないと思います。
また、そのような方は、単純にガムが好きで噛んでいるというケースがほとんどかと思いますが、ガムを噛むことにはさまざまな効果があります。
ここからは、ガムを噛むことによって得られる良い効果、悪い効果について解説します。
●ガムを噛むことによる良い効果
ガムを噛むことの良い効果としては、まず何といっても虫歯の予防になることが挙げられます。
ガムを噛むと唾液が分泌されやすくなりますが、唾液には溶かされた歯の表面を再石灰化してくれるミネラルが含まれています。
また、唾液の分泌量が増えると、緩衝作用によって口内の酸性度が低下したり、唾液の流れそのもので虫歯になりにくい環境が整ったりすることにつながります。
また、ガムを噛むことにより、身体の免疫力が高まることも良い効果です。
ガムを噛むと、血液中のリンパ球の数が増加します。
こちらは、副交感神経が活発になり、リラックス効果を得ることにより、免疫機能が活性化するからであり、さまざまな病気の予防につながります。
その他、やる気ホルモンであるドーパミンが分泌されたり、集中力や認知能力が高まったりすることも、ガムを噛むことの良い効果だと言えます。
●ガムを噛むことによる悪い効果
ガムを多く噛みすぎたり、強い力で噛みすぎたりすると、顎の筋肉が痛み、顎関節症になってしまう可能性があります。
また、こちらもガムを噛みすぎることによる悪い効果ですが、歯の表面のエナメル質が擦り減り、噛み合わせが深くなることも考えられます。
噛み合わせが深くなると、噛むたびに下の前歯が上の前歯の裏側を上方向に突き上げる力が働き、前歯が前突したり、知覚過敏を起こしたりすることがあります。
その他、噛む筋肉が発達しすぎることにより、その筋肉が付着している部位の骨が隆起し、フェイスラインが四角くなってしまう可能性があることも否定できません。
●どのようなガムがおすすめ?
歯の健康を考えてガムを噛むのであれば、糖類が含まれていないものを選びましょう。
前述の通り、ガムを噛むことにより、唾液量が増加し、口内が中性に戻りやすくなりますが、糖類が入っていると逆効果になってしまいます。
また、キシリトールの含有量が50%以上のガムも、虫歯予防には大きな力を発揮します。
●この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・ガムを噛むと唾液の分泌量が増え、虫歯予防につながる
・ガムを噛むことで血液中のリンパ球が増加し、身体の免疫力が高まる効果がある
・ガムを噛みすぎると、顎関節症になったり、知覚過敏になったりするおそれがある
・普段噛むガムは糖類ゼロのもの、高濃度キシリトール配合のものがおすすめ
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!
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