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歯ぎしりがインプラント治療に悪影響を与えるって本当?

インプラント治療では、人工歯根を埋め込む処置を行った後、数ヶ月の間、人工歯根が骨と結合するのを待たなければいけません。

しかし、普段の生活において歯ぎしりをする方は、結合がうまくいかないことがあります。

ここからは、歯ぎしりがもたらすインプラント治療への悪影響について解説します。

●歯ぎしりがもたらすインプラント治療への悪影響とは?

日中や就寝中にかかわらず、無意識のうちに歯ぎしりをしてしまっている方は、インプラント治療における被せ物(上部構造)が欠けたり、外れたりしてしまうことがあります。

被せ物だけの破損や欠損、脱落であれば、その部分だけを新しく作ったり、入れ直したりすれば問題ないと思われがちですが、歯ぎしりによって人工歯根にまで強い力がかかってしまうと、骨と結合する部分にまでダメージが及びます。

このような段階にまでなると、問題なくインプラント治療を終えるのは難しくなります。

また、歯ぎしりによって生まれた揺れが、歯槽骨に埋まっている人工歯根に伝わり、グラグラになってしまうことも考えられます。

つまり、人工歯根や骨に強い負荷がかからなかったとしても、揺れによって人工歯根がずれてしまったり、抜け落ちてしまったりする場合があるということです。

●歯ぎしりの対策について

歯ぎしりはインプラント治療に悪影響を与えるものであるため、可能であれば治療を受ける前に対策を取っておきたいところです。

歯ぎしりの代表的な対策としては、ナイトガードの装着が挙げられます。

こちらは、就寝中に装着するマウスピースであり、歯ぎしりによって上下の歯が触れるのを防止するというものです。

上下の歯が触れ合わないため、前述したような上部構造の破損や脱落が起こる心配はほとんどありません。

また、その他の対策としては、質の高い睡眠を取ることも挙げられます。

就寝中は、横向きやうつ伏せなど、長時間同じ姿勢で寝ることを極力避け、枕は適度な高さにし、寝返りが打ちやすい姿勢を心掛けましょう。

こうすることにより、就寝中の歯ぎしりは減少する可能性があります。

ちなみに、歯ぎしりが発生する主な原因はストレスであるため、常日頃からストレスを発散しておくことも大切です。

●この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・歯ぎしりをする方は、インプラントの上部構造が欠けたり、外れたりすることがある

・歯ぎしりによって人工歯根にまで強い負荷がかかると、骨との結語部分にダメージが及ぶ

・食いしばりの主な対策としては、ナイトガードや質の高い睡眠などが挙げられる

・日頃からストレスを発散し、歯ぎしりの発生を抑えるのも大切

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

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